非抜歯矯正治療

小児期から児童期にかけて、悪い歯並びは多くの場合、指しゃぶりや舌・口唇の悪習癖によって起こります。
またアデノイドや扁桃腺の肥大・鼻のアレルギーによって起こる鼻閉塞のため鼻からの呼吸が出来なくなり、口から呼吸をすることより顎の成長が抑制され、その結果として歯並びが悪くなります。
今までの矯正治療ではこのようにして生じた悪い歯並びを、永久歯がすべて生えてから(12歳以上になって)、多くの場合歯を抜いた治療がされてきました。
非抜歯矯正の考えではこうした不正咬合になる原因を取り除いたり、成長しきれなかった顎を大きくしたり成長のコントロールをすることによって、乱杭歯・出っ歯・受け口の治療を非抜歯で行うことが出来ます。
非抜歯治療のうち最も効果的な時期が、永久歯が生え始める6~7歳のころに始める矯正早期治療と10~12歳の時の多くの永久歯が生えたころに行う2期治療を組み合わせる治療方法です。
またそれ以上・以下の年齢であってもこのような治療を行うことにより多くの場合歯を抜かずに矯正治療することが出来ます。当院では早期治療を行った患者さんの95%の患者さんは非抜歯での治療が行われます。

→矯正早期治療について

成人の非抜歯矯正

また成人の非抜歯の矯正は顎が狭い場合は横に拡げたり、歯を奥のほうに移動するので状態にもよりますが出っ歯になることはありません。また成人の場合子供の矯正に比べると多少抜歯になるケースがあると思われます。
顎の状態をよく調べて、顎が広げられるスペースがあるかどうか、奥に移動できるスペースがあるかどうかを診査し、歯を抜かないで矯正治療する可能性を診断します。